〜前回のあらすじ〜
前フリだけでおわた。
大事なことなので改めて書いておきますが、これは「自分がオリキャラを作るときにどういう風に考えているか」であって、「面白いキャラはこうやって作る」ではないので、そこんとこ間違えないようによろしくお願いします。
相手が悪かったな……私はクソキャラが好きだ。
さて、ネタ作りが上手くいかないという悩み。
じゃあネタ作りが上手くいってるときってのは、どんな感じでしょう。
アイデアが次々と出てきてピコーンピコーンと連鎖していって、それを整えたり削ったりしているうちに思いもよらなかった形が出来上がる。
気持ちいーい! 脳汁出まくりぃ!
ネタが育つ、という感覚ですね。
脳汁ダラダラさせるのは、理屈に頼る作り方とは相性があんまりよくなくて。
理屈だけで作ると、モノはできても気持ちよくなりづらいのです。理屈を使うのが悪いわけじゃないよ。
いろんな技法を勉強したのに逆にスランプに陥ってしまうって現象はここから来ます。
面白さとは意外性。作者の予想を裏切って育ってくれるのが面白い。
そんなこんなでキャラ(のネタ)が育ちやすい環境をつくってやろう、というのが今回の話のキーでございます。
人を成長させるのは何かというと、それは他者の存在です。
家族、友達、価値観の異なる相手。互いが互いに影響し合って人格が形成されていくものです。
社会の最小単位は2人。
ものすごく乱暴にいうと、とりあえず二人以上絡ませれば勝手にキャラが立っていく、ということです。
ワーオ、すっごく乱暴!
キャラ立ちとか別にしても、単品キャラって、動かしにくいんですよ……
ピン芸人は生き残るのが難しいのと一緒で。
なんたって話が膨らまない。練習漫画だって、犬だけだと一本でネタ尽きて次どうするねんこれってなったわHAHAHA!
他者を意識するのは人格形成の過程において必須です。
キャラ単品にしか目を向けずに設定モリモリしたところで、ただの設定の塊ができるだけでしょう。
ただの塊だから勝手に動く手応えがない。
キャラが生きるのではなく、設定を見せるための話作りになってしまう。
設定を元にどう動くかを「考え」て、わざとらしい動きになってしまうってなもんです。
たとえば「ツッコミキャラという設定」を与えてしまうとそれに縛られてしまう。
実際は人は状況次第でツッコミもボケもやるものじゃないですか。
設定というのは一種の呪いともいえます。
型に嵌め、進化を妨げる。成長しない者に訪れるものはマンネリ化。生きていた頃の設定をなぞって同じ動きを繰り返すゾンビと成り果てるでしょう。
微妙に話がそれたので戻して。
育てるって話ですね。
さっき設定の塊をボロクソに言いましたが、設定が必要ないってわけじゃないですよ。
それだけに囚われると罠にハマりやすいから注意しないとねってだけで。
基本設定。まずこれは当然必要。
まあだいたいキャラクターって必要に応じて配置するものなのである程度決まってたりしますが。
なに、テンプレでかまいません。よくないのはありがちだからといって諦めること。はいここポイントですよ。
ネタ出しに困ったとき、一番いいのは「自分が好きなもの」です。
そんなん当たり前だろって感じですが、案外自分のツボって、自分自身では把握してなかったりするもんなんですよ。
好きなものがあっても、違うほうがウケるだろうとかバランス偏りすぎとか余計なことを考えて捻じ曲げてしまうことなんかも。おっぱいのサイズとか。
これやると結局モヤモヤしたままってことが多いんですよね……
自分を偽ることに慣れてしまうと、そのうち自分が何を好きだったかすら忘れてしまいます。
ベースができたら、他のキャラと一緒に適当なシチュに放り込む!
そして1シーンだけでいい。動かすのだ!
物語本編でぶっつけ本番で動かしてもいいし、全然関係なくてもいい。
イメージとしては、よくある単行本のおまけの書き下ろし四コマみたいな。
本当になんでもあり。いきなり童話パロとか始まってもいい。(おまけ四コマあるある)
物語のためにキャラを作ってるのにそのキャラのために話を作るとか本末転倒だろ、と、お思いかもしれませんが、ちょっと違います。
このエピソードは妄想するだけです。書かなくていいのです。
書かなくていい物語のなんと素晴らしいことか! 表現に悩まなくていいし、整合性とか考えなくていいし、一晩経って振り返っても恥ずかしくないし、そして何より、書かなくていい!
山場もオチも意味もなくたって許される! たのしい! 自由だー!
最初はなかなか動いてくれないでしょう。そんなもんです。
それでも、他のキャラへの反応をとっかかりとして、少しずつキャラクターの解像度が上がっていくのが実感できるはずです。
作者が知らない意外な一面が見えて「そうだったのかおまえ!」ってなったり、背景の設定が生えてきたり。
このあたりTRPGの感覚と似てますね。
作者とキャラクター、長いこと一緒の時間を過ごすうちに、愛着も湧いてきたことでしょう。
そうなれば完成! パーフェクト!
で、面白味のあるキャラになったかって?
んなこたぁどうでもいいんだよ! 自分にとって魅力的なんだから魅力的なんだよ!
オリジナリティとは何ぞやという永遠の問いへの答えのひとつがここにあります。
かけがえのない存在。他人にとってはそのへんの石ころのうちの一つでしかなくても、自分にとっては唯一無二。
何かを特別たらしめるのは、そのまなざしの解像度に依存します。枠に嵌めず、キャラクターと対話せよ。
長くなりすぎたので乱暴にまとめると。
迷って何も始められないぐらいなら、とりあえず作ってとりあえず動かしてみろ! あとはノリで! です。
身も蓋もないね!
勝手に育ったキャラの例といえば、ラインハルトとクレティアですかね。
敵サイドなのにいつの間にか主人公サイドよりキャラ立ちしてたっていう。
こんなん(記事の下のほう)でキャラの方向性が固まって。
ただのパロディ。完全に勢いだけでやった!
こんなパロネタもあったり。
ほんとに何でもアリですね。
なに、この日記ではよくあることです。
鼻水が喉に引っかかってしんどい。
鼻の奥から喉の上まで全部痛い。
熱はない。風邪とは違う独特の感覚。
この感覚……まさか、もうヤツが来たというのか……
花粉の季節が!
早すぎない!?
1/7までのはくしゅへんじ。
ようやくあけますのでおめでとう!
次あたりで現在に追いつきそう。
> 2022年は寅年だぞ、がおー。
ついでにアニメのメイドラゴンのED曲のめいどうぃずちょろごんずの最後の台詞も、がおー。
ばーにんっぱらっぱっぱー!
> 明けましたおめでとうございました。ので、冬が…冬が終わってしまうぅ。新年の抱負。世界征服して夏を亡くす。で、瓢箪トレー、ステキすぎ。もう夏だし、瓢箪の雌花を飾ると良いんじゃないかな!男は要らん!
明けてから拍手返事なのは合ってるとして、冬はまだ終わってねぇ!
夏を亡くすのはこの私が許さぬ……ひょうたんは夏に成るからな……
貴様を止めてみせる! かわりに私が世界征服して杉花粉を亡くす!
> ↓来年
> ↑去年
そろそろ↓来年↓来年↑去年↑去年って重複するんじゃないかと
って去年も他の人が送ってるんじゃないか~って言ってるやないか~~~い
恒例行事! あけましておめでとうございました!
恒例担当がいる限り他の人は、って似たようなこと去年も以下略。
代替わりするときに戦争が起きるやもしれぬ。
> あけましておめでとう.この日記に救われた命もあるよ.多分だけど
あけあけでおめでとう。
あるといいな、そういうの。
日記に救われた命……弾丸がポケットのスマホで防がれたとか。って、それ日記やなくてスマホのおかげやないかーい!
> 2025年(3年後)を割とすぐと感じるのは十分アレなような……
ぬわー!
感覚がおかしいことよりも、おかしいと気付いてないほうがヤバいというのはこのことか……
違う、おかしいのは時空のほうだ!
> 失われた2000年以降を取り戻すRPG
テイルズ オブ ニセンネン。プレイステーション2000で発売予定!
> 一人で延々制作しているとたまに気分が参ってくるので、ブログの過去記事読んでは心を温めてます。理知と前向きさとやさしさの高度なバランス、見てるだけで気持ちが整います。漫画も面白くて全ての活動が素敵です。
今まで生きてきて活動してくださってありがとうございます!私は元々ずっと漫画を描いてたところからゲーム畑に入ってきたので、パラ犬さんが今漫画描かれてるのをシンパシー感じつつ応援してます、楽しみましょう~
うおおおお! めちゃめちゃうれしい! ありがとう! その言葉で心あったまったよ!
楽しんでもらえる、これ以上の喜びはないってもんよ。
漫画からゲーム制作、なんという逆パターンお揃い。すばらしい。
趣味が同じっていいね。応援してる! 一緒に楽しもう!
> あけおめをいいにきました
あけましておそいけど返事はもっと遅いのでヨシ!
いのちびろいしたな!