
(CLIP STUDIOの素材公開ページに飛びます)
塗りサンプルに、以前描いたシャーレイを使い回したら、どこの魔族だよって感じになってしまった。
この髪色はきっと紫かピンク。
本当は線画を描き下ろそうと思ってたんだよ。
というか描き下ろしたんだよ。
だが……わかるだろ……?
気合い入れて描いた絵が微妙すぎて「もうサンプル画像なくてもいいや……」となってしまった絶望感が!
使い回しでも、あるほうがマシ!

没にした絵↑
気の小さいオッサンみたいになっとる。
……素材の話をしましょう。
Web漫画用スクリーントーン。
クリスタのトーン機能ってさ……印刷用なんだよ。白黒二値の高解像度用なんだよ。
原寸ではガタガタの黒い点なんだよ。
縮小するとモアレ(縮小率の誤差によってウニョウニョする現象)が出るんだよ。
じゃあWeb漫画でスクリーントーン使うときはどうすればいいのさ、というと、公式回答は「グレーのベタで出力する」なんですよ。
ちゃうねん。
スクリーントーンがいいんだよ。アミ点がいいんだよ。
誰か素材化するだろう。そう思っているうちに2年が過ぎました。
なぜだ! 誰もやらないならもう自分がやっちゃうからな!
この高解像度の時代には、もうディザパターンって必要とされないのかなあ。
こういうのはドット絵の領域でさ。
ドット絵ってやつは、いかに1ピクセル未満を表現するかが肝なのです。アンチエイリアスとかね。
たとえば、白地に1/4ピクセルの黒い点を表現しようとする。
その場合、白と黒を3:1で混ぜた灰色を打つことで、1ピクセル未満の表現をするんです。
白黒二値の印刷で灰色を表現するためにアミ点の大きさを変えるという手法を取ったスクリーントーン。
そのスクリーントーンを表現するために灰色の濃度を変えるという手法を取る。皮肉ですな。
せっかく作るんだから、ただの点々のテクスチャではなく、ドッターならではのものにしたいよね、ってことで、素材としての使いやすさを追求しました。
市販のスクリーントーンは濃度10%刻みで作られているので、それを再現しようと。
パーセント計算、なんやかんやでかなり難航しました。
細目と中目はまだしも、粗目が、なかなか丸に見えてくれなくてさ……
ひとつひとつ心を込めてドット打ちしました。
ごめんちょっと嘘ついた。心の込め具合はそれなりです。
気合いを入れて作った素材を公開するときに悩むのが値段設定。
値段といってもCPなので利益やらの真剣な話ではなく、いっぱいうれるとうれしいってだけなんですけど。
長く使えるものだから250CPぐらいだろうと。
もともとアミ点だけのつもりだったんですけど、作ってるうちに、アミ点だけじゃなくてストライプも欲しいとか、ブラシでササッと塗れたら楽だよね、とか、欲が出て来てですね。
なに、いつものことです。
もう全部詰め込んでやりました。いっぱい入ってお得。
見た目はあくまでシンプルな、濃度が違うだけのパターン。
でも拡大して見ると「えっ、こんなふうになってるの」と感じられる、ドット絵の妙をお楽しみください。
そうそう、雪の結晶素材にギフトCLIPPYくださった方々、ありがとうございます。
しっかり受け取ったぜ!
はくしゅへんじ。
> 感染者が現れるなんて思ってなかった(小声)
やれやれ、犯人はみんなそう言うんだ。
感染しちまったモンはしょうがねぇ。ゾンビ野郎どもめ!皆殺しだ!
> ごめんなさい蛙の卵にしか見えないです。タピオカミルクティーとかも見た目のせいで損しているところある
ええんやで。
自分的にはもうちょっと蛙の卵感があってもいいと思う。バジルシードいいよバジルシード。
タピは見た目がちょいグロだから流行ってる気がする。
実際なんで流行ってるのかはわからないけど、まあ、自分の若い頃も「よくわからないけど流行ってるから流行ってる」なんてのはあったし。
ナタデココとかティラミスとか杏仁豆腐とかタピオカとか……なんでタピオカだけ復活したんだろう。