一番好きなキャラって考えたことないよね、ってな話をツクラー集会(でもツクールやってるの一人しかいない)でしていたんですよ。
己の中で確固たる一位を持っている人ってのは、ただの「このキャラが好きです」ってのとは違っていて。
たとえば
ナナさんは現在進行形でハルヒの舞台である西宮の風景画集を作っているほどの強キャラ。
ナナさんは長門さん好きで、ナナさんといえば長門さんで、むしろナナさんが長門さんといっても過言ではなく(過言です)、自分的に見た目のイメージも長門さんで固定されてしまう岸田メル現象みたいなやつが起こっているぐらいです。
普通は、一位、うーん、誰だろうなーって感じで脳内サーチして、こいつか?いや、こいつかも?でも一番かというとそうでもないなー、って感じ、ですかね。
この世では絶え間なく面白い作品が供給されていて、様々な魅力的なキャラクターが出てきます。
その中で「好き」と思えるキャラは数あれど、わりと一過性のもので、次の推しが出てきたらそっちにハマる、そんな感じが普通な気がします。
浮気者?いいえ全員本命です、みたいな。
いきなりコミクロン熱が再燃したので、この日記では唐突に出てきた感がありますが。
単にこれまで語る機会がなかっただけで、コミクロンが一位なのはずっと昔から不動だったりします。
だってオーフェンの話してもどれぐらいの人に通じるかわかんないじゃん! だから語ってるんだよ、今! 語らせろや!
なんといいますかね、好きだという気持ちに気づいてから、ある程度の熟成期間といいますか、そういうのが必要なんだと思います。
好きをこじらせてからが本番。
かつてどれぐらいコミクロンをこじらせてたかっていうと、大学院に進んだのもひょっとしたら白衣を着たかっただけなんじゃないかと思えるぐらい。三つ編みおさげはしていないので大丈夫です。
普通の「好き」って「好みに合致している」だと思うんですよ。
でも「好み」という「カテゴリー」に属してしまっている以上、他のキャラクターがそこに入る余地があるんですよ。
たとえばナナチはかわいくて存在自体が罪だわナナチかわいいよナナチってレベルですが、べつに新たな性癖に目覚めたわけではなくて、モフいのが好きなのはもともと標準装備されていたわけで。
モフいケモならナナチだけじゃなくナナキもですし名前似すぎてどっちがどっちか混乱するわ!
何かで読んだ話なんですが、本当にヤバい推しってのは好みにドンピシャではなく、むしろ全然好みじゃないのに気になってしょうがなくて、いつの間にか好きになっていたものなんだとか。
いやーコミクロンは最初からハマってたよ、と思ったんですが。
よく考えたらわりと記憶の改竄が入っていて、最初はそれほどでもなかったような。
まあ、1巻の(2行で死んだ)ときから名前はかわいいと思っていて、無駄に覚えてましたけど。
なので、プレ編でコミクロンが出てきたとき、あいつ出てきたー!とは思いましたね。
で、初登場時の感想はというと。
ボルカンとキャラかぶってるよね?だったはず。口調似てるし光の白刃されるし。
あと、格好に癖がありすぎて、挿絵でもそれほどかわいくない(当時の感想)わけで。
でも、面白いんですよ。言動の一つ一つが魅力的なんですよ。
三つ編みおさげで白衣の野郎なんて、べっ、べつにかわいくなんてないんだから!
あんなやつ、ぜんぜん好みじゃないんだからねっ! って思いながら何度も読み返してるうちに、気付いたらどうしようもなく好きなキャラに昇格していました。
は?ボルカンと似てる?全然似てねぇよ!
このあたりから同人誌を探しまくることになります。
今では考えられないことですけれど、初期の頃って、コミクロンが出てくる同人誌ってすっごい少なかったんですよ。これは飢餓補正ではなく、はっきりと覚えています。当時の人気ってそんなもんでした。(だって描きにくいしボルカンとかぶってるし)
主流はハーティア×キリランシェロで。牙の塔オールキャラ本にちょろっと出てくる感じ。コミクロンメインで本を出してるのなんて1サークルしか見つからなかった。良いコミクロンでしたありがとうございます。
今でも名前を覚えているのでググったところ、個人サイトの場所もそのままでプロの漫画家さんになっておられました。でもツイッターでもオーフェンアニメ化にすら触れられていなかったので、20年の歳月は残酷です。
「好き」を通り越してこじらせた最後のひと押しはおそらく、ある程度コミクロン熱が上がってから本編6巻(我が塔に来たれ後継者)を読み返したときだと思います。
ティッシが指を落とされて後遺症が残ったときに「コミクロンが生きてたら治してもらえたでしょうね」って感じのことを呟いたんです。
本当に何気なく呟かれた一言で、おもいっきりやられた。
それまで無意識のうちに本編とプレ編はどこか別の話だという目で見てたんですよ。それがここで、確かに繋がっていて、楽しかった頃は過去の出来事で、もうコミクロンは死んでるんだって、思い知らされた。
5~6巻は過去の思い出に囚われ続けているティッシの物語(要は過去説明回)なので、コミクロンの名前は何度か出てくるんですが。
初読のときはまだプレ編にコミクロンが登場していなかったので、このへん「おっ、1巻で死んだ奴やな」程度にしか思ってなかったんですね。
無謀編(※プレ編は無謀編の巻末に収録)は過去説明回あたりのタイミングで始まったので、リアルタイムで追うとこうなります。
コミクロン単体、プレ編そのもの、さらに本編全てがコミクロンに繋がる。
いったんチャンネルが繋がったら、あとはもうボーナスタイム。
意識するたびに新しい発見があって、どんどん「好き」が連鎖して加速度的にパワーアップしていくんですよ。
そうしてできた自分の中で唯一無二の存在、これぞこじらせ!
時代が流れてコミクロンが妙に人気になっているのも、みんなじわじわとこじらせていったからでしょう。
噛めば噛むほど味が出るキャラ。
そのへんの、噛めば噛むほど味が出るスパイラル加速についてはもっと書きたいことがあるんですが。
こじらせた者は、推しについて語ると早口になるし日記が長文になる。
どちゃくそ長文になったので、このへんで切ることにします。いのちびろいしたな。
帰ってすぐ日記書き始めたのに、今、夜中の4時だよ。どんだけ日記に時間かけてるんだよ。
はくしゅへんじ。
> 面白そうと感じてアニメ見てみた。原作が発行されたのが自分が生まれる前ってことに驚き、アニメ自体も十数年前みたいな古めかしさがあって好みです
原作未履修なのでたまに分からないところがあるのですがニコニコなら補足コメがあるのが救い。あとコミクロンの人気よやったー! 興味持ってくれたんだ! ありがとう!
なにぶんオーフェンってば昔の作品な上に量が量なので気軽に原作をおすすめするわけにいかなくて寂しかったんだよー。
アニメ化で一番怖いのが「この作品ってこんなもんなのか」って思われることで、そこをきちんと割り切って補足しながら見てくれていたのが嬉しい!
みんな大好きコミクロン。出てくるだけで盛り上がるコミクロン。
コメつきで見るの面白そうだと思って視聴したら、アザリーの葬儀シーンで後ろのほうに小さく映ってるコルゴンが横向いてるってコメがあって、ほんまや!ってなった。コメいいね!
作画担当に、アニメでは一切出番がないコルゴンの性格を把握している濃いファンがいるぞ!(どんな気持ちでこの低予算アニメを作ってるんだろう……)
思い入れが強すぎて初見では不満に感じたところも、コメ付きで二回目見ると楽しい。なんだかんだでそれなりによくできてるアニメなんだなって思う。
5話では一気に本編4巻まで飛ぶっぽいのでコメント表示があったほうがいいかも。
4話は……さすがの私も「プレ編プレ編言ってすいませんでしたもう無理してプレ編作らないでくださいスタッフはちゃんと寝てくださいところでこのプライドの欠片もない軟弱おさげ男と頭おかしい暴力女は誰?新キャラ?」ってなったぐらい何を見せられてるのか理解できなかったので、別の意味でコメント表示が必須だと思う!
> 可愛い可愛いエルザお嬢様2020年版の絵を一枚拝みたいでござる。よかろう。描こう、2020年中には!