
万博リアルタイム世代のおかんと一緒に行ったんですけどね、おかんってば、当時は人が多くてめんどくさかったからって中を見てないんですよ。
ナウなヤングの私としては、そもそも中に何かあるってことが意外だったってレベルで。
物心ついた頃から太陽の塔は見ていましたが、変なでっかい物体としか認識してませんでしたもん。
言われてみれば「塔」ですもんね。建造物ですわ。
そんな長らく封印されし塔の中に、50年の時を経て我々は足を踏み入れたのである。

中、外観以上にカオス!
原生生物がいっぱーい。
そして登ってゆく三葉虫。
行く先を見上げると。

塔の中心をでっかい樹がドーンと貫いていて。
枝の先には様々な生物。クラゲ、シーラカンス、恐竜。進化してる!
この樹を螺旋階段が囲んでいてですね。上っていくと共に進化の過程が見られるわけです。(階段からは撮影禁止)
これがかなりの高さで、これで何億年、ここまで来てもまだ何万年、おいおい人類まだ出て来ないの、ってなもんですよ。
塔を登り切る頃には長い長い進化の旅を終えて、ああ、生命はここまでやってきたんだなと、なんとも感慨深い気持ちになりました。
こんなん当時のお子様が見たら生物好きになるに決まってるやろ!
2025年の大阪万博のロゴも、そりゃいのちが輝くわって感じで納得しかないですよ、これ見てしまったら。
そうそう、EXPOシティのミスドでさつまいもポンデリング(紫色)が売られていてですね。これを赤くして目玉をつければ……! 金の匂いがするぜぇ。
さて、登ったら降りなきゃいけないわけで。
帰り道に岡本太郎のこんな言葉が掲示されていました。
「芸術は呪術である。」
有名なのは「芸術は爆発だ」のほうですが。
この呪術という言葉が、なんだかものすごくしっくり来ましてね。
芸術とまではいかないけれど何かを作る我々。何の為にこんなことしてるんだろうという思いを常に抱えているわけじゃないですか。
表現することは、ミーム的な、思考を他人に伝えることで自己の領域を増やす一種の自己複製の本能に近いものだろうって感じのことは漠然と考えてたんだけど。
「呪術」。表現はまさに呪術ですよ。
時に己自身を苦しめるところすらも。
資料展示も、呪術的なモチーフが多いです。

初期のラフでは仮面の要素が強い感じ。

その他の展示としては、行方不明になって復元された「地底の太陽」にプロジェクションマッピングでなんやかんやしてたりするんですが、それが血とか目玉とか口とか、あとBGMも、とにかくシャーマニズムを感じましたね。
生物とか原始とか表現とか呪術とか、急に自分の大好物なものばっかりいきなり出てきて、ちょっと言葉が追いつかないんですが。
大好物というのは、とにかく大好物だということです。
萌え~!(語彙が尽きた)
太陽の塔って、原始信仰と未来を融合させたような魅力があるじゃないですか。
なんというかプリミティブなエネルギーがですね、溢れてるんですよ。爆発ですよ。
生きるエネルギーがちょっと足りなくなったときは、太陽の塔を見に行くといいかも。

意味もなく土産物のキーホルダーを買ってしまうのはお約束。
10/26までのはくしゅへんじ。
> すばらしいノートですね。これは令和のヴォイニッチ手稿を作り上げるしか……!
ヴォイニッチ手稿いいよねー。そう、ああいう書物が欲しい!
謎の植物図鑑みたいな、あのへんが特に萌える。
まずは架空言語から作らないと……
> ノートは自分も使い道が思いつかないのですが、このデザインのiPadケースは欲しいです
iPad持ちはそういう選択肢もあるのか。いいなー。
実用的で堂々と持ち歩ける、すばらしい。
> うほぉ!よだれが出るくらいロマンを感じるノート。用途はあれだ。愛娘(ひょうたん)の観察日記とか?投げやり
投げやるなよ最後まで! もっと熱くなれよ! 気合いだー!!
> こういう日記帳に雰囲気ある香水つけた栞はさむといい感じ
オッシャレー!
最近、推しキャラをイメージした香水を調合してもらえるサービスが流行ってるらしいね。イメージの香りってどういうことだってばよ。
> 新品のノートには無限の可能性を感じるのに、書き込んだ瞬間に「しょうもないものを!」という気分になってしまうので、専らリングノート(いつでもちぎれる)を使ってしまいますね。
それ!!!!!
一字一句隅々まで同意しかないそれ!
そうなんだよ、もうリングノート以外使えないわー。
> 爆発させるオチが爆発オチならば爆発オチさせるオチは爆発オチオチ
ややこしいわ! おちおちオチもつけられんおち!(←特徴的な語尾でキャラ付けをする技)
> 大阪都構想についてどう思いますか
政治と野球と宗教ときのこたけのこの話は軋轢を生むから軽い気持ちで話題にしないほうがいいってばっちゃがゆってた。たけのこ派です。